けいおん!!『♯2 整頓!』雑記
さて、2話目分もグダグダと行ってみましょうか。今回も一応収納しておきます。
キラッ☆
いやー…もうね、ムギですよ。なんだこの優遇っぷり。ムギ可愛いよムギ。
…とまぁそれはさておき、今回もムギ関連の描写が非常に目立った回だったように思えます。じゃんけんの前に指を組み合わせて覗くの（あれ何て言うんだろう…）を真似するムギ、ホームセンターで大はしゃぎするムギ、そこで買ったスポンジでスプーンや蛇口をピカピカにしてうっとりするムギ…と、『お嬢様の大冒険！』的なギャグパートの一環のようなシーンですが、それだけではなく、正に前回も書いた『楽しい！』の象徴ですよね。今期に入ってからますますムギはキラッキラしてます。本当に楽しそうです。全力で今を楽しんでいます。
そして、今回もまたムギの机を中心に4人が集まっています。
軽音部は基本的に律が動くことで流れが出来ます。そこから考えると、この状況は『律（with澪）がムギの所に通っている』か『ムギが律を呼んでいる』かのどちらかだと思われます。どちらにせよ、ムギの立ち位置が更に変化しているような気がしますね。
ぼんやりした不安
さて、まだ2話終了の段階ですが、2期には1期にはなかった『ぼんやりとした不安』があちらこちらに散りばめられています。前回の方でも触れた『終わり』に対する不安、そして物憂げな梓…などなど。
いつものように暴走する唯律コンビ、それに追随するムギ、巻き込まれる澪と梓…といったギャグパートでの『楽しさ』が描かれているぶん、視聴者にはそれらがより強く印象付けられます。まだ2話目の段階で『私物を持ちかえる』という整頓回を持ってきたのもきっと意図的でしょう。そして特に気にとめてもいなかった、澪の趣味である写真もまさかこのような形で活きてくるとは。
1話から見てきて、キャラクターで特にこの不安を感じているのは梓と律のようです。梓は『他に部員がいない』、『先輩が卒業すると一人になってしまう』といった感情がちらほら顔を覗かせています。『今年はこの五人でやりたい』と決めた梓ですが、やはり心のどこかに不安があるのでしょう、ガールズバンドのポスターをぼんやり眺めていたり、物思いに耽ったりしています。元来、行動力があるゴーイングマイウェイ的な性格の梓ですから、こんな感情に戸惑っているのかもしれません。
律の方は1話の校歌のシーンでしょうか。生真面目に歌う澪、生き生きと歌う唯・ムギと比べて覇気のない律の表情が引っ掛かった人は多いと思います。律は『目指せハッピー100％↑↑↑』の歌詞にもある通り、『淋しがりだけど涙は起用に扱えないから私笑ってる』という抱え込んでしまうタイプの繊細で不器用な子です。1期では体調不安も手伝い、爆発してしまったこともありました。そんな彼女だからこそ、梓の微妙な表情に気付いたのかもしれませんね。
梓はたった一人の後輩ということもあって、先輩一同で見守っています。もし涙にくれても例えば唯が優しく抱きしめてくれるでしょう。
では、律は？
ムギの役割は
さて、律がバランスを失った時に軽音部のバランスも共に崩れてしまうのは1期で見た通りです。（#11 『ピンチ!』、番外編『冬の日!』参照） 特に今回は相手は漠然とした物である上、避けては通れない物ですから、原因を直接排除というわけにもいきません。そして律は上でも触れましたが、内に貯めこんでしまうタイプです。今期でもまた律が精神的にダウンしてしまうケースは十分考えられます。そんな時はどうする？
そんな時にはきっとムギが何とかしてくれるような気がします。ムギも気配りの人である上、軽音部にかける思いも恐らく部内一（律の代わりはいない発言やステージでの率先したアンコールなどから）です。そして、ムギは律に憧れのような感情を持っており（原作3巻参照）、その行動にも律の影響が見て取れます。
1期で律が澪の不安を体を張ってでも取り除いたように、今回はムギが率先して何とかしてくれるのではないか… 1話からのあたかもムギを中心としているような描写はその伏線に思えるのは考えすぎでしょうか。
ともあれ、2期はムギが何かしらのキーになることは度重なる描写からもどうやら間違いなさそうです。今後の展開を期待したいですね。
…余談ですが、3話予告で『お肌ツヤツヤ〜』とか言ってるのを見て、「あぁ、次回にはあのスッポン君食われちゃうんだ…」とかつい考えてしまったのは俺だけだろうかｗ
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