真夜中 ぼくは夢を見て
夢を見た。久方ぶりの起床時に首を傾げたくなる夢だ。
内容は言葉にすれば単純で、『幼い時子様を自分が可愛がっている』という内容。
少し補足すると、『時子様』とはデレマスの財前時子、その人である。
デレマスに明るい方ならこの段階で既に違和感を覚えられるはずだが、記憶しているものをもう少し書き足すことにする。
まず一つ。時子様は別にロリキャラではない。当然『幼い時のエピソードで幼少時の姿が出てきたことがある』とかいうわけでもない。ロリ絵なんてものは精々ふたばのコラ画像で見たことがある程度で、それも別に最近見たとかではない。
二つ目。彼女の口から罵倒の言葉が出てくるなどもない。なんてことはない、それこそ親戚の子とでも触れ合っているような感じなのである。
こうなってしまうと、最早彼女の中に『財前時子』を形作っているような記号が何もない。
そして更に三つ目。最近彼女のネタを何か見るなどして、脳に何か印象が残っていたわけでもない。
四つ目、ある意味これが大きいのかもしれないが、『別に武嶋は時子様に熱を上げているわけでもない』ということだ。(別に嫌いというわけではないが…)
纏めてみると、やはりどういう相乗効果が起こってこんな代物が完成したのかさっぱり分からない。本来龍崎薫が出てくるハズだったが、合体事故で顔だけ時子様になってしまったのだろうか?
夢は記憶の整理などと言われるが、何を整理したらこうなったのか。人間の脳とはげに興味深い物だと何か思った朝。
これは悪い夢…いや…いい夢だった…のか?