2010年F1最終戦アブダビGP決勝・雑記

 フェッテルワールドチャンピオンおめでとう!そしてレッドブル2冠おめでとう!

 いやー、クルサードファンだったので参戦時からレッドブル応援するようになり、レッドブルの良い意味でのアホっぽさに惹かれ本格的に応援するようになったんだけど、まさかこんなに早くダブルタイトルを獲得するようになるなんて…先週も言ったけど、ニューウェイ獲得などの本気さが遂に実を結んだね!
 フェッテルも完璧な仕事でした!我々には想像も出来ないようなプレッシャーがあったであろう中、“コレしかない”という結果を見事掴み取っての戴冠、素晴らしいとしか言いようがありません。史上最年少王者、本当におめでとう!You are World Champion! Sebastian!!

 そして最早自力ではどうしようもない状況だったハミルトンも自分のやるべきことはこなした2位だったと思います。どの道周りが潰れないとどうしようもなかったんですからね。


 さて、攻めるしかなかった開始前3・4位の二人にに比べ、上位2人の方はどうにも今一つだったね。
 まだ両ドライバーにチャンスがあり、戦わせる事を明言していたレッドブル勢はまだしも、フェラーリはホント何やってるんだろう。アロンソフェラーリ)とハミルトン(マクラーレン)は共にチームメイトが脱落済みの状況。身も蓋もない言い方をすれば、チームメイトを捨て駒(撃墜しろとかそういう意味ではなく)に使える状況だったわけで。現段階ではバトンのロングスティントがストラテジー通りなのかは分からないけど、バトンが前に残ることで、マクラーレン側は状況がどう転んでも後ろを抑えるなり何なりでペースは彼が握れるような状態を作っていました。
 一方のフェラーリはどうだろう。マッサもアロンソもウェバーに近いタイミングで普通に入れた結果、アロンソペトロフに詰まり、マッサは後方で詰まりジ・エンド。そりゃレースは終わってみないと分からないけど、あまりにも無策と言うかウェバーしか見えてなかったんじゃないだろうか?折角のストラテジー分けられるメリットをみすみす放棄したとしか思えない。アロンソ側はある程度コンサバティブな戦略取らざるを得ないにしても、マッサ車はセーフティーカーラン中に入れてもうピットストップを行わない組の頭でペースを握らせるとか、ステイアウトなら延々引っ張ってペースコントロールさせるとか、もっと使える策はあったはず。結果マッサがボロッボロの下位に沈んでもアロンソが一定の順位以上に来れば良かった訳なんだから。消極的過ぎたと言うか、過信し過ぎたと言うか…守りに入り過ぎたね。やっぱダメニカリドメニカリはドメニカリか…まぁある意味フェラーリらしいっちゃあフェラーリらしい気もするけどw

 ウェバーはどうにもダメだったね…タイヤの問題で早めに入って来たまではしょうがないにしても、そっからは前のアロンソを何が何でも抜いてやるんだと言う気概がイマイチ感じ取れなかった。予選5位に終わった段階で折れてたのかと思う位に。最終的にこの辺が勝者と敗者を分けたとも言えるかもしれない。


 そしてはからずもキャスティングボートを握ることとなったルノー勢、特にペトロフはよく頑張ったね!こういう時には取っ散らかってる印象だったけど、長い間よくアロンソを抑えきりました。お見事。これが来年のシート獲得へ繋がるといいね。
 最後に、思わずヒヤッとする危ないクラッシュだったけどミハエルにもリウッツィにも怪我がなくて本当に良かった。



 さて、これで2010年のF1ワールドチャンピオンシップも終了。週明けには早くもアブダビで2011年へ向けたテストが始まる訳ですが、来年は一体どんなシーズンになるんだろうか?フェッテルが史上最年少王者としてカーナンバー1を付け、タイヤがピレリタイヤに変わり史上最多全20戦にて行われる来シーズン。また熱戦を期待したいものですね。今シーズンの個人的総括はまたいずれしたいと思います。
 そして最後になりましたが、このグランプリを最後にF1参戦に幕を下ろすブリヂストン。本当にお疲れ様でした!F1の現場でもうハミーが見れないのは寂しいけどね…w また中継席などにも来て欲しいものです。